確定申告の医療費控除で出産費用はどこまでOK?

01.082016

この記事は3分で読めます

出産費用の内訳で
医療費控除に入るものと入らないものがあるのって知ってましたか?


私も気になったので
実際に税務署に電話して聞いてきました!

今回は出産にかかる確定申告の医療費控除について解説します!

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出産費用と補助金(出産一時金、高額療養費の返戻)の関係

疑問を持った妊婦

出産費用より補助金のほうが少なかった場合


出産にかかったお金より補助金のほうが少なかった場合には
領収書の金額をそのまま医療費控除の計算に使います。

ただ明細書にはいろいろな項目があり
すべて出産費用として医療費控除の計算に入れていいのか
気になったので税務署に電話してみました。

税務署に電話すると医療費控除についての質問は
相談センターにつながります。

そこでの回答は

出産費用に入るもの、入らないもの

・産後に受けた疲れを癒すマッサージ⇒×

・母乳(乳腺)マッサージ⇒△
(乳腺炎の治療のためなら◎)

・出生届などの文書料⇒×

・差額ベッド代⇒△
(大部屋が満員など、病院からの指示であれば◎
大部屋が空いているのに自分の都合で個室にした場合は×)

※産後に母乳外来で母乳マッサージを受けた場合も
乳腺炎の治療のためならOK

とのことでした。

ただ、2人の税務署の相談センターの人に聞いたところ、
2人とも領収書の別紙明細書は添付不要
(うち1人は単純に出産一時金を引いた金額をそのまま医療費控除の金額にしてOK)
という回答でした。


厳密に区分すれば出産費用の内訳には
医療費控除に入るものと入らないものがあるけれども
領収書自体には明細が書いていないので
そこまで細かく区分する必要はないのかなという印象でした。

結論として2人の相談員さんからの回答から
出産費用については領収書の金額をそのまま使って
申告するのが一般的なようです。

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出産費用より補助金のほうが多かった場合


補助金のほうが出産費用より多かった場合は
マイナスではなくゼロ(≒出産費用はかからなかった)として計算します。


出産以外の医療費で妊娠中の検診費用や他の家族の医療費などで
医療費控除の要件を満たしていれば、
申告したほうがいいですが
それ未満であれば申告しなくてOKです。

また出産一時金は出産費用にだけ、
高額療養費の返戻はその保険適用の治療費用にのみ充てられるので、
補助金の金額が多かったからといって
他の費用から引かれることはありません。

ここまで解説してきた医療費控除、
妻か夫かのどちらかでまとめて申告するのがお得なのって知ってましたか?
では、どちらで申告するのがお得なんでしょうか。

医療費控除は妻、夫どちらで申告?


医療費控除の申告は生計が一緒の世帯で見ます。
共働きの場合は、所得が多いほうのどちらかで申告すると
還付される金額が多くなります。


どちらの所得のほうが多いか計算して
多いほうで申告しましょう!

これも医療費?出産に関する医療費チェック!


これまで出産費用について解説してきましたが、
実は病院で支払う医療費以外にも
医療費控除の対象になるものがあるのって知ってましたか?

これも調べてみました。

・実家で出産するために実家に帰省する交通費⇒×
(自己都合であると考えられるため)

・入院に際し、寝巻きや洗面具など身の回り品を購入した費用⇒×

・出産の際に使った病院までのタクシー代⇒◎

・お見舞いのお返し費用⇒×

・1ヶ月健診の費用⇒◎

医療費控除における医療費とは基本的に
「治療のために必要な費用+治療を受けるために通常必要な交通費」です。


だから、入院のための準備費用や
里帰り出産のための交通費は認められないんですね。

出産の際のタクシー代は問答無用で認められます。
ただ忘れがちなので
これももらさず申告したいですね。

次は明細書の書き方について解説します!

医療費控除の明細書の書き方


医療費控除の明細書は
医療機関ごとにまとめた金額を記入してOKです。

もしエクセルで明細書の内訳を作る場合は
こちらの記事を参考にしてみてください。
確定申告の医療費控除に必要なものは?エクセルでフォーマットも作れば簡単で見やすく!

ただし、同じ医療機関でも入院と通院はわけて記入したほうがいいでしょう。
あとで交通費の計算をするときにも役立ちます。


医療費控除の交通費に入れていいものや書き方は
こちらの記事で詳しく解説しています。
確定申告の医療費控除に交通費は入る?書き方やその範囲は?

こちらの記事では
産後赤ちゃんを病院に連れて行ったときに
親の交通費も入るのかどうかなど
交通費について特に詳細に解説しています。

交通費も1回あたりは少ないですが
回数を重ねると金額もそれなりになるので
もらさず申告したいですね。

今回のポイントまとめ


では、最後に今回の内容を軽くおさらいします。

出産にかかる医療費控除
・出産費用より補助金(出産一時金など)が少なかった場合は領収書の金額で計算する
・出産費用より補助金(出産一時金など)が多かった場合はゼロとして計算する
・共働きの場合は、医療費控除は夫と妻のどちらか所得が多いほうで申告
・出産の際のタクシー代は医療費控除として認められる
・医療費控除の明細書は医療機関ごとにまとめて記入してOK
(ただし、入院と通院は分けて記入)

今回の記事は参考になりましたか?

もし質問などわからないことがあれば、
コメントいただけると嬉しいです!

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